・不妊治療に掛る料金
不妊治療を行う前に、まず知っておかなければならないことは料金の問題です。
一般的によく行われるタイミング療法であれば、保険適用外の治療に該当しますので3割負担で済むのですが、もう一歩踏み込んだ治療になると自由診療になってしまいます。
もう一歩踏み込んだ治療というのは、人工授精という方法のことです。
人工授精を行う場合は保険適用外になってしまいますので、治療に掛かる費用を10割自己負担しなければなりません。
治療期間が長引けば、それだけご家庭の経済的な負担が大きくなるめ、慎重に検討する必要があるでしょう。
・どのくらいの期間治療を受けるの?
治療期間については、個人差がありますのでなんともいえません。
無事妊娠出来るまで不妊治療を続ける患者も言えば、費用的な面で途中で断念するケースもあります。
ただし、治療回数を重ねることで、成功率を上げることができるのは間違いありません。
特に人工授精の場合は、複数回行うことで成功する可能性が高いです。
・保険適用治療に効果はあるの?
先ほども説明しましたが、不妊治療には保険適用になる治療とそうでない自由診療の治療があります。
人によっては保険適用治療でも、無事妊娠に成功する人もいるので、まず初めは負担金の少ない保険適用治療から初めて見るのも一つの方法でしょう。
体に何らかの異常がなければ、医師からもまず保険適用となるタイミング療法がすすめられるかと思われます。
・不妊治療の補助金制度
不妊治療には、補助金制度というものがあります。
補助金制度を利用すれば、少し経済的な負担が和らぎます。
都道府県によって補助金の条件や内容が違っていますので、詳しい内容を福祉保健局に問い合わせてみると良いでしょう。
ちなみに不妊治療の補助金の名前は、東京都の場合だと、東京都特定不妊治療費助成という名称になります。
申請書などを、ホームページからダウンロードできますので確認してみましょう。
・不妊治療は税金控除の対象?
治療は医療費控除の対象となっていますので、年間で10万円以上の治療費が掛った場合は、確定申告をすることで、その分を節税をすることができます。
ちなみに医療費控除の対象は、治療目的であれば自由診療にも適用されます。
・不妊治療専門のクリニック
不妊治療する時には、産婦人科を訪れるのが一般的です。
産婦人科医にも専門分野がありますので、不妊治療を目的とするのであれば、不妊治療専門のクリニックを選んで受診した方が確実です。