・不妊治療とは?知っておきたい基礎知識
不妊治療は、不妊症を解消して妊娠を促す治療になります。
この不妊治療については、夫婦ともに知識を身に着けておいた方がいいです。
知識があれば、病院やクリニックで治療を受ける時に、治療方法を選択しやすくなります。
・不妊症は女性だけの症状?男性も発症するの?
不妊症は女性だけが原因とは限りません。
男性の精子に問題があるケースも考えられるため、不妊検診は夫婦で受診することになります。
男性の場合は、女性と違って体内の卵子を採取するわけではなく、体外に出した精液を採取しますので、身体への負担は少ないです。
採取された精子は、検査にかけられて状態を調べることになります。
男性と女性どちらに不妊症の原因があるのかによって、この先の治療方針が変わってきます。
・不妊検診を早めに受けた方がいい理由
病変が発見されない限り、不妊症かどうかを自分たちで判断するのは難しいのが現実です。
ですので、体調不良や不正出血などの症状が見られない限り、2年を経過して子供を授かる気配が無ければ、不妊検診を受けてみるといった期間を設けるのがいいかもしれません。
もし、変な症状があらわれている場合は話が別で、速やかに病院で診てもらうことが肝心です。
・EDと不妊症の違い
EDは勃起不全症という意味で、男性側に使われる症状名です。
男性器の機能的な問題で性行為時に射精まで至らないケースが多発すると、EDの傾向が考えられます。
不妊症とEDでは、根本的な意味が違います。
不妊症は、受精のプロセスに問題が生じているケースが多く、EDとはまた別物と考えるべきです。
・不妊治療お金の問題
不妊治療は、保険適用治療と保険適用外治療があります。
保険適用治療は、排卵誘発剤を使用したタイミング療法と呼ばれるもので、この場合は3割負担に抑えることができます。
しかし、人工授精を行うことになると、それらはすべて自由診療になるので注意が必要です。
人工授精にも色々なやり方があり、体内受精の場合だと1回の治療で3万円〜4万円の費用が掛かります。
一方、体外受精になると、30〜40万円程の費用が掛かります。
病変が見当たらなければ治療はまず、保険適用となるタイミング療法から始めることになるかと思われます。
その次に体内受精を実施して、それでも妊娠しないようであれば体外受精をおこないます。
治療プランは医師のアドバイスを受けて、夫婦二人で決める必要がありますので、よく相談して話を進めていきましょう。