人工授精の流れ

・人工授精の基礎知識
人工授精に関して、色々と調べた内容をまとめました。
ひとことで人工授精といってもやり方は様々で、精子を選別して体内で受精させる方法や、卵子と精子を採取して受精させる方法などがあります。
具体的な内容をこれから説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

・人工授精の方法
人工授精は、精子と卵子を人工的に受精させる治療です。
やり方としては先ほどもざっと説明しましたが、まず状態の良い元気な精子を選別して母体の中にある卵子に、人工的に受精させる方法「体内受精」から行われるのが一般的です。
これがうまくいかなければ、次は体外受精を行う流れになります。
体外受精は名前の通り体の外で、人工的に精子と卵子を受精させて体内に戻す方法です。
卵管に病変が見つかった場合などは、体外受精が治療法として選ばれます。

・人工授精の流れ
人工授精を行う前に、まずはタイミング療法をすすめられるケースが多いです。
これは、排卵誘発剤などを使用して排卵を促し、妊娠しやすい状態を作ってから性交を行う方法です。
これでうまくいかなければ、人工授精を検討する流れになります。
気をつけなければならないのは、保険が適用になるのはタイミング療法までということです。

・人工授精は保険適用外?
不妊治療における保険適用治療は、不妊検診の費用とタイミング療法が対象となります。
人工授精に関しては、体内受精、体外受精ともに自由診療になりますので、注意が必要です。
顕微授精という方法もありますが、こちらも自由診療です。
人工授精は、治療回数を重ねるごとに費用を10割負担しなければなりません。
体内受精の場合だと、1回の治療で3万円から4万円の費用がかかります。
これが体外受精になると、40万円近いお金がかかることになりますので、費用的な負担が大きくなります。
仮に6回体外受精を行った場合、約240万の費用がかかることになるので、慎重に検討する必要があります。

・人工授精の治療が受けられるクリニックを探す
不妊治療をおこなう場合は産婦人科もしくは生殖医療科を訪れることになりますが、クリニック選びはしっかりとやらないといけません。
不妊治療に特化したクリニックには、不妊治療専門の医療設備や知識を持った医師がいます。
病院やクリニックを選ぶ時には、そういうところを中心に探すべきです。
日本も不妊治療の医療技術が進んできていますので、母体への負担が軽くなり、成功率も上がっています。
ですので、諦めずに効果的な治療を施してくれるクリニックを探してみましょう。