不妊症の原因

女性側の原因

不妊症は女性に原因がある場合もありますし、男性に原因がある場合もあります。
もちろん双方に原因がある場合もあるのですが、女性側としてはどのようなことが原因で不妊症になるのでしょうか。

それは卵巣機能不全、卵管の癒着や閉鎖、子宮の筋腫や発育不全などが考えられます。
他にも内分泌ホルモン異常や子宮内膜症などが原因で不妊症になることがあるのですが、これだけではありません。
別の病気が原因で不妊になるケースもありますし、場合によっては原因が特定できないこともあるのです。
まずは原因を特定する必要があるので、検査を行って調べる医療機関が多いでしょう。

いきなり不妊治療を行うような医療機関はあまり信用できないので、カウンセリングや検査によって原因を明確にしておき、それから対策を講じるのが一般的です。
最近は高齢出産が増えていますが、高齢によって不妊になるケースもあります。
もしくは精神的な理由から不妊になってしまうこともあると言えるでしょう。
特に不妊による精神的なストレスは、セックスレスになることも珍しくはないので、1人で悩むのではなく、夫婦で専門医に相談することが大切です。

男性側の原因

不妊症の原因は女性だけではなく、男性に問題があることもあります。
たとえば無精子症や精路閉鎖なども考えられますし、性交障害や女性にもよく見られる内分泌ホルモン異常の可能性もあるでしょう。
特に男性の場合には、性交障害が多くなっています。
性交障害というのは、インポテンツなどの勃起不全、射精力の低下、早漏などがあります。
このような障害は、肉体的な病気が原因で発生する可能性は低くなっており、精神的な問題が多いと言えるでしょう。
パートナーに興奮できない、相手を満足させる自信がない、うつ病などの理由から性交障害になることも多いのです。
このような理由で不妊になっている場合、女性であれば産婦人科でよいのですが、男性の場合には泌尿器科へ行くようになります。
病院によっては男性機能外来というのがあるので、まずは相談してみるのがよいでしょう。

女性や男性だけが原因で不妊症になるケースもあるのですが、男女両方とも問題があることもあります。
この場合には、夫婦で一緒に改善していかなければいけません。
不妊症の治療や検査は男女で異なっているので、別々の診療科で治療を受けることが多いでしょう。
しかし、夫婦で助け合わなければいけない部分も多いので、2人で相談をしながら改善していくようにしましょう。