不妊治療の流れ

・不妊治療について学ぼう!
不妊治療は、ある程度の知識を身に着けておくことで、治療の選択を誤らずに済みます。
治療の多くが自由診療になるので、できるだけ基本的な知識を身に着けて、費用負担を抑えながら成功率の高い治療法を選択していくことが大事です。
また不妊症は、女性だけの問題ではありませんので、男性も検査をすることになるでしょう。
夫婦二人で協力して、治療を行っていかなければなりません。

・不妊検診とは?
不妊治療を始める前に行うのが、不妊検診です。
これは夫婦2人が受けるもので、女性の場合は卵子や卵管、子宮に関する検査を行い、男性の場合は精液を採取して精子の状態を調べます。
どこに問題があるのかをはっきりさせることで、治療プランが明確になっていきます。

・不妊治療の種類
不妊治療には、色々な方法があります。
まず一般的なのはタイミング療法と言われる治療法です。
これは、排卵誘発剤を使って排卵を促し、妊娠しやすい状態をつくる治療法です。
このやり方の場合は保険診療になりますので自己負担が3割に抑えることができます。
他の認知料と比べて、経済的な負担が少ない治療方法だと言えるでしょう。

・体外受精のメリットとデメリット
体外受精には、メリットとデメリットがあります。
まずメリットについては、卵管に問題がある場合でも妊娠に成功しやすい方法であるということです。
平均的に約6回ほどの治療で、妊娠に成功するケースが多いようです。
もちろん個人差がありますので、確実に妊娠ができるというわけではありませんが、期待が持てる治療方法のひとつだといえます。
デメリットは、自由診療治療の中でも高額な治療費が掛かってしまうという点です。
不妊治療の大変なところは、経済的な負担が大きいという点ですので、家族でよく相談して治療するかどうかを決めなければなりません。

・不妊治療成功の確率は?
具体的な確率は、個人差によるものなので分からないのが現実です。
ですが、早い段階で不妊治療を始めれば、成功しやすいです。
また先ほども説明しましたが不妊治療の回数を重ねるごとに、成功率が上がるというデータがあります。

・不妊治療の流れ
不妊治療の基本的な流れは、まず不妊検診を行って適切な治療法を検討していくことから始まります。
最初のうちはタイミング療法から入り、それで妊娠をしなければ人工授精も視野に入れます。
体に病変がある場合は、内視鏡手術などを行ってその原因を取り除く必要があります。